自分を偽るのが辛い
自分がゲイであることが辛いんじゃない。周りに本当の自分を隠しながら笑顔を作ることがたまらなくつらい。お父さんにもお母さんにも妹にも仲がいい友達にだって、自分がゲイだなんて言えないよ。
世の中は男女の恋愛に関係するもので溢れてる。歌も映画もドラマも日常会話も、ほとんど男女の恋愛のことばっかり。
「彼女いないの?」「いつからいないの?」
この質問が投げられたとき、僕はまた感情とは矛盾した満面の笑顔を作りながらつきたくもない嘘をつかなければならない。
こんなにも自分を隠しながら嘘をつき続けてきた僕の顔は一体どんな顔をしているんだろう。
どうして、僕はゲイとして生まれたんだろう。
毎日毎日心が痛い。