LGBT大学生の日常

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孤独のグルメ Ver. Gay ①

皆さんこんにちは。

 

僕は孤独のグルメを始めた。

 

 

僕はその日何気なくさまよっていた。

 

いや、何気なくではなく新大阪駅から大阪駅へ徒歩で向かっていた。

 

新大阪駅大阪駅の距離を存じている者であれば、馬鹿なことだと思うに違いない。

 

しかし僕は歩いた。

 

理由は、特にない。

 

 

いや、僕は大阪駅新大阪駅の距離を軽んじていた。

 

 

なぜなら大阪駅新大阪駅は一駅だからだ。

 

しかし現実は甘くなかった。

1駅とは言え、その距離は徒歩で1時間以上もかかる距離であった。

 

 

 

くそ。。。

 

 

僕は新大阪駅を出発してから10分もたたないうちにその距離の遠さ気づいていた。

 

しかし、10分も歩いた後引き返すことなど僕にはできない。

 

進んだら後には戻らない。

 

それが僕である。

 

後10分ほど歩いた頃、やっと中津駅周辺までたどり着いた。

 

そ、10分も歩いた後引き返すことなど僕にはできない。

 

進んだら後には戻らない。

 

それが僕である。

 

後10分ほど歩いた頃、やっと中津駅周辺までたどり着いた。

 

空腹の限界であった。

 

そんな時一筋の光が僕の目を掠めた。

 

右手に見えたウニのランチメニューである。

 

 

大好物の国を提供する店が先月オープンしたということはグルメの僕はもちろんのこと知っていた。

 

そんなこともすっかり忘れ、疲れ果てていた僕であったが、華々しく飾られたオープンしたてのその店を見逃すほど落ちぶれてはいなかった。

 

その店の名は、

 

「ウニ吉」

 

なんともひねりのないネーミングセンスである。

 

僕は店の前で15分以上もの間、店に入るか否か迷っていた。

 

そんな時僕の前に姿を現したのは店長である。

 

思いあぐねている僕に彼はこういった。

 

「うにしらす丼ありますよ。」

 

このたった2秒の発言が僕の心を動かした。

 

 

僕はこの店に入ることを決断した。迷いはなかった。

 

 

そもそもなぜ僕がこの店に入るかどうか決断するのにここまで時間を要していたか説明しよう。

 

僕はこの日、3日も前から絶対にこの店に行きたいという店があった。それは北新地にある近江野菜のレストランだ。

 

僕は健康マニアだ。

 

その日を迎えるまでの1週間僕はすき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉を始めとする肉料理ばかり食べていた。

 

この不健康さを解消するために僕は絶対にこの日野菜を好きなだけ食べられるその店に行くことを決めていた。

 

しかしこのうに吉は僕の目を釘付けにし、そこから去ることを許さなかった。

 

店長が出てきて僕に話しかけたのは運命だったのだろう。

 

僕は迷いなく右にしらす丼を頼んだ。

そして30秒後に激しく後悔した。

 

公開の理由はご察しの通り、他にもっと素晴らしいメニューを発見したからである。

 

しかし、、、

 

 

たのは運命だったのだろう。

 

僕は迷いなく右にしらす丼を頼んだ。

そして30秒後に激しく後悔した。

 

公開の理由はご察しの通り、他にもっと素晴らしいメニューを発見したからである。

 

しかし、、、

 

 

時既に遅し

 

とはこのことを言うのだろう。

 

注文を取り消すことなど、僕のプライドが許さない。

 

しかし僕発見してしまった。

 

僕以外の全ての人間が、ウニしゃぶを食べているのを、、、

 

 

しかしこんなことで後悔の念に駆られてその日のランチを悲しいものにする僕ではない。

 

僕は自分の選択が間違っていたことなんて絶対に認めない。僕の選んだ道こそが正解。それが僕の人生における座右の銘である。

 

ほどなくして僕が注文した上にしらす丼が目の前に運ばれてきた。

 

それがこちらである。

しかしこんなことで後悔の念に駆られてその日のランチを悲しいものにする僕ではない。

 

僕は自分の選択が間違っていたことなんて絶対に認めない。僕の選んだ道こそが正解。それが僕の人生における座右の銘である。

 

ほどなくして僕が注文した上にしらす丼が目の前に運ばれてきた。

 

それがこちらである。

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先ほどまで後悔していた自分が恥ずかしい。

 

このうにしらす丼は見るもの全てを魅了する力があった。

 

僕の目はその時輝いていたに違いない。

 

僕はこのうにしらす丼に、恥も忘れて食らいついた。

 

 

なんということだろう。僕ははじめうにを避けて食べた。

 

 

グルメ上級者なら僕でなくてもこうするだろう。当たり前である。うにがこんだけしかないのだから最後のほうに取っておくのが吉である。

 

なんということだろう、しらすとご飯と自家製のタレがここまで会うなんて思いもしなかった。

 

この時すでに僕なんということだろう、しらすとご飯と自家製のタレがここまで合うなんて思いもしなかった。

 

この時すでに、近江野菜の店に行こうとしていたことなんて完全に忘れてしまっていた。

 

 

否っっ!!!

 

その店の事どころか、僕はうにしらす丼以外の全てのことをその時忘れてしまった。

 

 

圧倒的没頭っ…。。!!!!

 

僕はこの時没頭した。

 

ひたすら食べることに没頭した。

 

食事を終えた後、やっと我に返った

 

この丼にはきっとうに、しらす、だし以外の何かが入っていたに違いない。

 

そいつは僕を狂わせた。

 

うにしらす丼以外にも僕を狂わせるのに協力したものがいた。

 

それが

 

うに味噌汁

 

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うにしらす丼の横で圧倒的存在感を放つこのスープ。

 

こいつが僕の脳を崩壊させた。

 

こんなにおいしい汁物は飲んだことがない。

 

僕は今までたくさんのスープを飲んできた。

スープは僕にとっていつも食事の邪魔者でしかなかった。

味噌汁などと言うものは僕がメインにたどり着くまでの障害物でしかなく、味わうといったことなどはしたことがなかった。

 

しかしこのスープは僕のその価値観を壊した。

 

このスープは僕にとって

 

ディスラプターである。

 

こいつは今までの僕の価値観、偏見を大きく変えた。

 

こいつは汁物と言う分野に収まって良い食べ物ではない。

 

こいつはメイン級の力を誇っていながら汁物と誘惑に収まっている。

 

僕はこの汁に尊敬すら感じた。

 

何と言う謙虚な知るものであろう。

 

自分がここまでの実力があると言うのに一定の枠に収まっている。こいつは本来他の者の下に立つようなものでは無い。

 

メインをはれる!!

 

僕は確信していた。

 

そこで僕はその汁をヘッドハンティングした。

僕はその汁にこう尋ねた、

 

「お前、メインになる気はないか?」

 

彼はすぐにこう答えた。

 

「いえ、僕はスープのままでいいんです。僕はスープだからこそあなたをここまで感動させられた。もし僕がメインだったらあなたはどこまで感動しましたか?スープと言うことで期待値を下げられるからこそ僕は人々に感動を与えられるんです。」僕はスープだからこそあなたをここまで感動させられた。もし僕がメインだったらあなたはどこまで感動しましたか?スープと言うことで期待値を下げられるからこそ僕は人々に感動を与えられるんです。」

 

 

 

僕はその言葉に涙した。

 

僕はこの男に味噌汁のような男になる。

 

 

そう強く決断した日であった。

 

 

 

一応この店のURLを載せておく。

 

https://s.tabelog.com/en/osaka/A2701/A270101/27108550/

 

 

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外観だ。


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ランチメニューだ。


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ディナーメニューだ。



今日の孤独のグルメは以上。